人が自分の意見を相手に伝える時には、言葉、
発声の仕方、顔の表情、ジェスチャー、眼力
などいろいろな要素が関係してくる。

 

だからテレビなどの画面より実際の舞台の方が
その役者の伝えたいことが直に伝わってくる
のだと思う。

 

今は多くの若者が携帯を使いやり取りをしている。

 

単なる字だけだと、気持ちを伝えられないと
絵文字がある。

 

しかし、本人が内心、心の中で怒りがあっても、
興味ないという顔をしていても、それは伝わらず、
相手は分からず、言葉で「嬉しい」とか
「ありがとう」とか書いていたら、こちら側は
相手が喜んでいると思う。

 

しかし、もし目の前にいたら、声のトーンや表情、
仕草などで本当に喜んでいるのか、怒っているのか、
笑っているかは分かるものである。

 

携帯以外で人とのコミュニケーションを取っている
人は大丈夫であるが、そうでない人はコミュニケーション
の取り方が分からないでいる。

 

今の若者の多くがそのようになってきているように
思うのは私だけだろうか?

 

患者さんから聞く話では、会社においても
今の若者の常識が昔とはだいぶ変わって
きているようである。

 

治療を勉強する時も、動画や本などで
知ることよりも、実際に生きた人と接触して
感覚を捉えるのは大分違うことを
よく知っておくべきである。

 

人の体は頭で考えたようにはならないのである。

 

それに対して「大変だ」、「やっかいだ」と
思うのではなく、「なんで面白いのだ」とか
「不思議だな~」と思えるような人は治療に
飽きず、追求していけると思う。