スティル先生が、自分が作った技術を医者仲間に見せたら、
その人たちは最初否定していたそうです。
スティルは何をやったかというと、
あちこち触ってなおしまくったわけです。
迅速に治す治療家ということですごいスピードで
ぱっぱと治しちゃうんですね。
唯一残っているスティルの 10 秒ぐらいの
動画を見たことありますか?
たぶん YouTube で探せば出てきます。
アンドリュー・テイラー・スティルというのはもう
160 年 170 年ぐらい前の人ですけど、その人のもので、写真はあるんですよ。
写真はたくさん残ってるんですけど、映像はわずかしかないです。
それを見ると背中とか胸をぽんぽんと触って
ヒューヒューとしておしまいです。本当にすごいスピードで
ぱっぱっとみてぱっぱーと治しておしまい。
そしてもう一回チェックしてはい終わりという感じです。
スティルは自分の娘、四人だったかな、
当時の流行病で亡くしてるんですね。
まだ他にも子供はいたんですよ。昔だから何人もいたわけです。
スティルの子供は当時の流行病で死んでしまった。
自分は医者なのになぜ治せなかった。
そこから始まって、当時の医学を捨てたわけです。
当時は埋葬方法が今と違ったので、
インディアンの墓を暴いて、人体をいっぱい調べて研究したらしいですね。
それで手技を作ったと言われています。
スティルが何をやっていたか、今は残ってないです。
スティルの基本というのは正確には残っていない。
なぜ残っていないのか?学校を作ったんです。
カークスヴィル。掘っ立て小屋みたいなところで教えていました。
そこで自分のやり方を見せて教えるわけです。
これが正常な状態、これが異常な状態というのを見せました。
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この「オステオパシーという治療法に対しての見方と捉え方」は
過去に行った「触るからはじめるオステオパシーセミナー第1回 」からの抜粋です。
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