ゴールデンウイーク初めの日・月曜の
2日間を使って、平成として最後の
セミナーを行いました。

 

 

少人数ではありましたが、
非常に良いセミナーとなりました。

 

セミナーの冒頭で言いましたが、
私の感覚・気力・発想力は、
あと5~10年で最後であり、
その一番良い時にセミナーを
しっかり行い、技術を残したいと
思っています。

 

映像や文章は残せても、感覚は
直接でないと伝わらないものです。

 

いま世間(日本)でにある「クラニアル
テクニックができます」「オリジナルです」
「顎関節を専門に治療しています」等と
いう先生方に、ぜひ今回のセミナーに
出てほしかったと思います。

 

 

あなたたちが本当に良いテクニックを持ち、
患者さんを助けているならば、何も
こんなことは言いませんし、そのような
治療をされている先生は、私の言うことの
対象外と思ってください。

 

去年行った歯科・TMJセミナーとは
全くと言っていいくらいバージョン
アップしたものを公開しました。

 

毎度言っていますが、同じセミナー名で
あっても、内容は必ずアップしています。

 

同じことはやりません。

 

だからと言って、初めて受講する人が
分からないというわけではありません。

 

 

セミナーでは、以下のことをやりました。

 

1.頭蓋冠アプローチ(顔面骨の治療の為には
ここをバランスしておく必要がある)

2.顔面骨の個別とグループのバランス化

3.口内からのアプローチ(基本的に私はいま
口内テクニックはやっていません)

これは特に歯列矯正が必要な子供のための
ものであり、家庭でのリハビリのアドバイス
方を伝えました

4.頭蓋冠と顔面骨のバランスリリース

5.口の開閉での筋肉バランスと教育法

6.咬筋に関するテクニック

7.舌と嚥下のためのテクニック
=治療後のバランス安定化

8.筋肉と神経の再教育テクニック

 

また、今回はさらにクラニアル・テクニックに
必要な手の感覚と動きを養成する
トレーニング法も初公開として行いました。

 

以上の、大変グレードの高いセミナーで、
受講された先生方は、大変満足されたようです。

 

セミナー中にも言いましたが、なぜこのような
技術が必要で、どのようにアプローチして
結果がどのようになるかを知ることで、
セミナーによりその技術を修得できずとも、
その後自己発展させられると考えている。

 

何しろ高度なテクニックを1回セミナーに
来ただけで完璧にマスターすること自体
不可能である。

 

 

今回のセミナーでもつくづく感じたのだが、
「感じたこと」「感じるもの」「感じなければ
ならないもの」が「何を意味」しているか?

 

「どのように感じなければならないか?」
「何が起きているのか?」「何をしたいか?」
「何をしなければならないか?」が

 

一体となり治療をなしていくということが
本当に大事であるとつくづく感じた。

 

「知から」のセミナーは、それらを補う
ためでもあり、大切なのだと考えている。

 

できるだけ多くの人に勉強してほしい内容である。