オステオパシーの創始者である
スティル先生は、いま日本で
行われている大多数のオステオパシー
を見て、「これが私の望んだオステ
オパシーである」「これは私の作った
オステオパシーを行っている」と
思うであろうか?

 

柔道の創始者である嘉納治五郎は、
次第に変わっていく柔道の姿を見て
「これは私の作ろうとした柔道ではない」、
植芝盛平の合気道を見て「これが私の
作りたかった柔道である」と言った。

 

日本の現状のオステオパシーを見て、
スティルがそのように言わないことを
望むばかりである。

 

スティルはテクニックのやり方を
オステオパシーと言ったのではない。

 

哲学や考え方、身体についての捉え方が
自分の考えを持つならばオステオパシー
であると言ったのだ。

 

よく日本で、自分のやっていることは
オステオパシーであると言っている
人がいるのを、もう一度よくよく
考えてほしいと思う。

 

アメリカのD.O.から学んだテクニック
であるからオステオパシーなのか?

 

海外の有名なオステオパスから学んだから、
あなたのオステオパシーは、オステオパシーの
伝統を継いでいるオステオパシーなのだろうか?

 

もう一度よくよく考えてほしい。

 

そのうえで、自分はオステオパシーを
やっているのだと言える人は、自分の
治療や治療院をオステオパシーと
呼んでいただきたい。

 

私はいまA.T.スティルがよみがえったら、
私が行っている手技はオステオパシーです
と言える。

 

それは私がC&2Pを考えた、
構築したからである。

 

ただし、私がやっているやり方は、
21世紀の量子力学に基づくやり方なので、
理解されるかどうかは別であるが。

 

あなたの治療をA.T.スティルに対して
「私のやっているテクニックは
オステオパシーである」といって、
こういう考えで治療を行っていると
言える先生はOKである。

 

オステオパスに学んだテクニックを
きちんとやっているからオステオパシー
だというのが、スティルに通じるだろうか?