肥田春充先生は、その主著である
「聖中心道肥田式強健術」の中で
中心力を用いれば労働は何倍もできる、
労働、武術の極秘は中心力であると言っています。

 

ところが、肥田式のうち簡易強健術のみを
行っていても決してその意味するところは
分かりにくいのです。

 

そこでよくこの本を見てもらえれば
分かりますが各練習法が詳説されていて、
最後の方に「中心力護身法」が紹介されています。

 

今まで私は、自分が中心力を多方面に
用いるコツや感覚を、私自身が武術を
やっていたので身についていたり、
できたりしており、

 

それが出来なかったり、その感覚が
分からない人がいるのが何故かが
分からなかったのですが、

 

この「中心力護身法」を肥田先生が
紹介していることを思い出し、そして
「はっ!」と気付きました。

 

中心力という無形の形のものを
現象界に対し、有形の形にして
表すために、

 

肥田先生は意識してか、無意識的か、
この「聖中心道」の一部に
残したのだと思いました。

 

中心力を力の形で表すために
「中心力護身法」を、

 

そして無形の形で表すものとして
「中心力雄弁法」を紹介しているのだ!!

 

この「聖中心道」の本は、私が20代初め
の頃に知り読み、今でも時々読んでおり、
原書も今や10冊(もちろん版違いで)、
復刻版は20冊持っています。

 

そんな私でも、そのことに気付くのに
何十年もかかってしまいました。

 

私が知る限り、肥田式を教えているところで
中心力を無形と有形の面で発現させるための
練習を教えているところはなさそうです。

 

残念というか、当然のことであると思います。

 

分かっていても、それらは明確に指摘
されてこなかったものです。