私は最近、肥田先生の
「聖中心道肥田式強健術」の
昔のものを読んでいる。

 

これは「天真療法」と合本であり、
かつ「講演速記録」「和歌」等あり、
復刻版にはない。

 

復刻版を手に入れたとき、
入手困難な本を手に入れられ
それが読めて大変嬉しかったものである。

 

しかし、ビンテージ品やアンティーク品の
復刻版には、オリジナルの持つ
時間の経過から来る重厚さがない。

 

それと同じで、原書を手に入れてみると、
文章は全く同じでも、その言葉が
肥田先生の直の言葉のように
感じられるという意味において、
復刻本は頼りないという感じである。

 

そこで、家と治療院に1冊ずつ、
読む用の原書(保存用は触らない)を
おいて、それを読むようにしている。

 

通しでは何度も読んでいるので、
パッと本を開いて、出てきたページを
読むというやり方で読んでいる。

 

やはり肥田先生の言葉は良い。

 

聖中心を開いた人間の力強い言葉に
触れていると、何か大切なものを
思い出させてもらえるのだ。

 

20代の頃に読んだ気持ちを思い出す。