プールの水は、もし25Mの空プールに
水を貯めるならば、数十万かかると
聞いたことがある。
自然に降り続く雨の水量を
お金に換算するなら、大変なことである。
地球には雨の多い地域も、
まったく少ない地域もある。
日本は当たり前のように雨が降る。
うっとうしいとか、迷惑な雨と
思う人も多い。
また、体調を崩してしまう人も
いることを考えると、迷惑だと
思うだろうが、今の時期に雨が
降ってもらわないと、農作物も
夏に備えての水の確保にも困るので、
やはり恵の雨として受け入れたい。
物事はすべて2面があり、
良い面悪い面を併せ持つものである。
適度に降れば雨も良いが、
大量に一度に降れば、大変なことになる。
自然は人間の都合に合わせてくれない。
だから昔の人は自然を敬い、かつ
恐れ、また感謝していた。
今は自然のメカニズムを誰もが知っていて
(本当には知っていないが)多雨なら
ついていない、雨が降らないのが続けば
困ったものだといったりする。
科学の進歩とともに、昔の人達が
自然に対して抱いていた気持ちなど、
大切な何かを失ったと思う。
自然の出来事や、現象の中にある、
もっと目には見えない何かを
昔の人間の方が感じ取れていたように思う。
ある有名な宗教家が、山に登って
「言霊」の実験により雨を降らせた
というのを読んだことがある。
肥田春充は、自然の法則に反する
奇跡は起きないといっていて、
自分はモーゼのごとく海を
割ったとも聞いた。
バイオダイナミクスも自然の中の
ルールや自然の力を借りて人を治す。
すごく大きな存在を、分かった気に
なっているなら、大切な何かを
見つけられず、人の作り出した
理論にばかり振り回されて
真実には到達できない。
情報の多い現代は特にそうである。
まだ自分の頭で考え、取捨選択
出来る人は好いが、かなり多くの人は
そうではないんじゃなかろうか?
いま日本の政治家がおかしくなっている。
それに対し、堂々とNOを
突きつけられる人は何人いるか?