そして、いきなりポンと突き抜けるには、
その前の下積みがものすごくあるわけです。

それなくしてそういうことは絶対出来ません。

それを「守・破・離」と言います。

まず「守」でいかないとね。

場合のよってここにいる人の中には、
「守」から「破」にいっている人も、
「守」から「破」に行きそうという人も
いるかもしれないですね。

でも「破」というのは、
なかなか簡単ではないです。

「破」から「離」にいくには
もっと時間が必要です。

密度が濃い時間が必要です。
そんなに簡単に「破」から「離」にはいかないです。

だから「守」の段階をもっとしっかりと
やらないといけません。

「守」がないでいきなり「破」の
勉強始めた人は、土台がなくて
伸びなくなります。

皆さんはそこを焦って「破」の勉強とか
「離」の勉強をしても無理です。

「破」の段階のセミナーをしても
使えないでいる人は、「守」の段階が
ちゃんとできていな人です。
だからできないんです。

同じことを教えたとしても「守」の段階が
きちんとできていない人は使えないんですよ。
わかりますか?

「イップマン」という映画を知っていますか?
「イップマン」という映画があるんですが、
面白いですよ。もし機会があれば見た方が良いです。

ブルース・リーのお師匠さんです。
詠春拳という拳法のお師匠さんです。

中国大陸から香港にやってきて
詠春拳を広めた人です。

広めるというか、土台を作った人です。

ブルース・リーがいなかったら、
あそこまでは世界的な拳法に
ならなかったでしょう。

その人の映画があるんですけど、
その映画の中で他流派と戦うんです。

その中で彼は面白こと言っています。

他流派と闘ってイップマンが勝った時、
「あなたの流派が悪いのではない」と。

個人の力の差であって、流派の優劣があるのではないと。

つまりその技術の問題ではなく、
皆さんが使いこなせるかどうかだけなんです。
すべてのテクニックというのは、本当はそういうものです。

セミナーで海外から来てる先生も
よく分かっていまして、

教えてはくれるんですけど、
「守」の段階ない人にこれ教えても
無駄だと分かってます。

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この「1を知り、10を知る」
過去に行った「触るからはじめる
オステオパシーセミナー第3回 」からの抜粋です。

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