勉強すればするほど何が分かるかというと、
自分がいかにできてないかが分かってくる。

生活や仕事の中にそれが生きてくるということがあります。

何かに対しての理解が深まることで、
時として一つのことに多くの含みを
持たせるということがあり、
多くの人は全部に気がつかないものです。

今日は「1を知り、10を知る」
「10を知り、1を知る」ということがテーマです。

治療師と言うのは直感も大切であると思います。

ああ、これはちょっと変だなという
感覚を持つことが重要です。

特に治療師は患者さんを見て直感的に
変だなということを感じることがあるということです。

私の場合は今日ここがヘンだなという感覚があり、
それを確かめるというふうにしています。

つまり、知識や技術というのは大切であるけれども、
それらを越えるものもあるということです。

それから、診断教本を持っている人はいますか?
読んでいますか?

そこには観察、見ることということを書いています。

それは単純に全体的に見るだけではなく、
何か違和感のあるところを察知し、
その異常を見抜く目を養うということです。

そして全体を観察して、そこから得たものを
手技によって確認するようにします。

そうして観察し、
直覚又は直感的に異常を捉えることが、
治療師の能力として重要なんです。

その直覚が当たっているときと
当たってないときがありますけど、
経験と訓練と知識が合わさると
その直覚はほぼ正しくなっていきます。

そのため、少しから多くを導き出して、
多くを知る。そういうプロセスが速くなるんです。

最初のうちは努力をするしかないです。

最初は少しを知って多くを知ることはできないので、
そのプロセスを今、手順を踏んで勉強してるということです。

今回アメリカに行って(2017 年)
僕がパッパッとやることに対して、
アメリカ人のオステオパス達が

「なんで先生そういうことがわかるんですか?
先生の能力はどこで身につけたんですか?」とか
「そのバックグラウンドは何ですか?」と聞かれるわけです。

それについては特殊な鍛錬は必要なんですが、
それだけではなくて基礎的な
感覚トレーニングをしなければなりません。

体に触れて体を触って体がどういう状態かを
知るということから始めないと、先に進めないです。

それを僕は治療の勉強初めて何年も下積みをして、
色んなセミナーで色んなテクニックを学んで、
「ああ、こういうふうにやるのか」、
「こういう風に考えるのか」ということ積み重ねて、

それがある時ポンと抜けて、
そうするともう誰かから習う必要がなくなるんですね。
自分の頭から勝手にテクニックが出てくるんです。

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この「1を知り、10を知る」
過去に行った「触るからはじめる
オステオパシーセミナー第3回 」からの抜粋です。

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