オステオパシーのクラニアル・テクニックの創始者である
サザーランドD.O.は、「単なる力ではなく、人間の持つ
本来の(本質的)力を用いて治すのが一番強力である」とはっきり述べている。

私は「無形の力」と「有形の力」を使って、
その両者を用いることができると、力を
どれくらい使うと無形の力の発動を止めてしまい、

どれくらいの感じが一番無形の力が働くかを
経験的に分かっている。

この感覚なしでは、サザーランドD.O.の言っていた
本質的な力は使えないのである。

クラニアル・テクニックを用いて臨床を
行っている「あなた」は、この感覚を育てて
使えるようになりましたか?

はたして組織に対し、筋力的な力が
影響を及ぼしえるのであろうか?

否、否、否

力を使って生じる変化と、無形力によって
生じる変化は違うのである。

これを理解し使えずして、オステオパシーの
極意を使えるとは言われないのである。

それらを使える先生に、手取り足取り
教えてもらわなければ、到底その世界を
うかがい知ることなどできはしない。

もし個人的のみの力で行おうとすれば、
何年も年十年もかかってしまう。

私の教えることは難しくとも、
「急がば回れ!」であり最短であろう。