「触るから」セミナーは、今回は若干名の
参加でした。

 

今回は「傾聴を用いたリリース法」を
紹介しました。

 

このテクニックがなぜ治療として可能
であるかの原理を解説し、練習しました。

 

受講生はほぼそのやり方が出来ていたので
さらにその上級の「広くから狭くへ、
狭くから広くへ」の方法を伝えましたが、
さすがにこれは難しくできないので、
それを身につけるための感覚トレーニング
を行いました。

 

また午前中は「傾聴」のトレーニングを行い、
そしてその応用法、「ストレスをかけると
傾聴が変わる」という現象を体験してもらいました。

 

こういう現象が生じることを教えているのは
他では学べないというより、不可能である
と思います。

 

日本で最初に内臓マニピュレーションを教えて
傾聴を使ってきたから分かるもので、
人から教えてもらったものを深堀り
(Dig on!)せず、ただそのまま使って、
教えている人にはできないことだからです。

 

まあ、自慢のように聞こえてしまうので
これでやめます(別に自慢でもなんでもなく
当然のことなので)。

 

今回のセミナーではリリース法を行い、
モビリゼーション法について詳説しました。

 

組織の連続性を解説し、実技を行い、
みなさん会得されていました。

 

これらが出来ないと先には進めません。

 

特に上級クラニアル・テクニックにおいて
行う予定の脳リリースには大事です。

 

また、今回は秘伝「神経ロック」テクニックを
人数が少なかったので体験してもらいました。

 

これには神経にアクセスする能力が必要であり、
技術というより技能に入るために、より高度な
アクセス能力を必要とするため、簡単には
教えることは出来ません。

 

しかし、このテクニックを受けた受講生は、
今までにない感覚を体験し、「これは
教えないですか?」という質問もありましたが
「これもお墓に持っていくテクニックだね」と
言っておきました。

 

「ハードポテンシー」も感覚が重要であり、
またこの「神経ロック」も感覚が重要です。

 

教え方はありますが、10名に教えたら
10名ができるようになるというテクニック
ではありませんから。

 

いつかこれらの技法を教える日は
来るのであろうか?

 

と考えたときに、「ああ、やはりお墓に
持っていくしかないね」と思う次第です。