今までセミナーを通して多くの治療者を
見てきて思うことがある。
それは、学んだことが出来なくても
「今までのやり方があるからいいや」
という心のどこかにある不熱心さ。
「ここのやり方で上手くいかなければ
他で学べばよい」とか。
同じように教えても、それらによって
しっかりと成果を上げている人たちがいる。
一方で、すぐに諦めてしまう人たちもいる。
そして、安易にすぐ出る効果を期待している。
どんなに良いものも、自分の中にしっかり
取り入れ、消化、吸収して、自分のものとして
使いこなせなかればダメなのである。
それを作り出した人は疑問に思い、
工夫し、繰り返し色々と勉強し、
熟考し、考察し、観察し、そして
新しいものにたどり着き、そして
さらにそれを磨いているのだ。
だから、それを作り出した人間以上に
それを使いこなすことが難しいのは
当然なのである。
自分が、それと同等まで登りたいなら、
他に逃げることなく追求する気構えが
なければ、よそをいくら探しても
自分は変わらない。
「幸せの青い鳥」はどこにいるか。
それはすべて自分次第ということである。