バイオダイナミクスのJ.ジェラスD.O.の
「オステオパシー・オデッセイ」という本に、
何かの原因とその結果生じたように見える結果は、
単純に結びつけるものではなく、その間の
何かを重要視し、見出せと言っている。
しかし、あくまで感覚でとらえようとするには
限界があり、現代の複雑な環境下で、その影響を
考えることは、ほとんど不可能であろう。
しかし、そのような考え方をすることは
非常に大事である。
悲しいかな、それを見つけうるだけの
知覚感覚能力を育て上げるには、才能と
時間、努力が必要がし、良い指導者に
恵まれる必要もある。
しかし、我々にはNMRTがあり、
チェックリストがある。
これらは、今その人にあることが、
「何」によって生じたかを見つけ出し、
なおかつ解除していくことができうる。
これが治療者として非常に有利というか、
素晴らしいことであることは、治療行為に
関わる人なら分かると思う。
たしかにNMRTをしっかり身につけるのは
大変かもしれないが、オステオパシーで
大成するよりは、はるかに容易である。