いいですか。
「触る」というのは能動的な行為です。
そこには意図が入っています。
「触る」というときに、自分は
感じてないかもしれないものに
「触れる」事があるかもしれません。
触れている事を感じていないかもしれません。
でも、触れているという事を
自分が認知しなくても、
その何かに対して
コンタクトしているかもしれません。
例えば、自分は意図していないのに
神の怒りに触れたとか、 そういう
つもりはなくても相手の気に障ってしまうとか。
だから自分の知らないうちに
相手の気に障る事に触れてしまったとかですね。
意図しなくても触れてしまうんです。
分かりますか。
意図しなくても触れてしまう事があるんです。
だから、色んな事が次第に分かってくると、
その経験や認識によって
「 ああ、自分は何か今まで
触れた事がないものに触れた」と、
そういう事を認識してくるわけです。
それに気がつかない人もいます。
それに気が付かないで一生を終える人もいます。
新しい感覚とか今まで習った事を臨床で
実際的に習うというのはそういう事です。
で何が大事かと言うと「触る」時に、
自分は一体何に触ったのかを考えてみるという事です。
触ったものは何か?
有形と無形、 無形の中には感情や精神もあります。
他に何があるでしょうか?
我々が相手に治療するとき、
「触れる」というのは何がありますか?
「触れる」時に起こる事です。
考えてみましょう。
外界に対する反応、それは相手の
起こす身体の反応を見ている
のではないでしょうか?
それも間違えではないでしょう。
エネルギーの反応をみるという解釈でいいです。
生体電気は存在します。
心電図とかで電気を計っていますからね。
他には何でしょう。
大事なものを忘れていますよ。
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この「「触る」とはどういうことか」は
過去に行った「触るからはじめる
オステオパシーセミナー第7回 」からの抜粋です。
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