その人は朝方、頭に鈍痛、左拇指球の
関節にずれを感じるという。

 

坐位の姿を見ると、左重心である。

 

立ってもらうと、腰は右へ、
上体は左へ傾いている。

 

私は「軽く左右から身体を横に
押しますから耐えてください」と
言って、左から右方向へ押すと、
しっかり足を踏みしめ、耐えられた。

 

「次は左に押しますよ」といって
右から左方向に押すと、その人は
身体のバランスを崩した。

 

身体の動き「側屈」「回旋」も、
首の動きの上下動は上で左の頚に痛み、
身体は左回旋で背中に痛みが来る。

 

WTSのチェックシートで、「毒」
そして「空気」と出る。

 

私は「空気」の何であるか調べた。
「家の中」「外」、外で反応した。

 

「空気」「空気中の化学物質等」
いずれも反応なし。

 

それで私が「雰囲気」とチェックすると
反応した。ビンゴである。

 

そこでその人に「大出して嫌な雰囲気と思う、
合わない雰囲気と思うことはありますか?」
ときくと「あります。人ごみにいると
人の想念みたいのが入り込んで
嫌に感じます」

 

だいぶ感性の鋭い人である。

 

「そうなったきっかけに心当たりは
ありますか?」「あります」と。

 

それを思い出してもらい、NMRTで
チェックするとYESであった。

 

そして治療した方が良いと出るが、
それはいまではないとNMRTで分かる。
それを本人に伝える。

 

「確かにそれです。そして治療した方が
良いのですが、それはパンドラの箱であり、
今はそれに立ち向かう精神状態、思考の
仕方や気持ちが出来ていません。それが
できるような時期が来たら治療します」
と言って治療を進める。

 

とりあえず人ごみの想起法で症状を出し、
カルテに記入した。すると一番最初に
右後頭から背中にかけての痛みが
出てくるという。

 

それは今回その方の主訴の1つであった。

 

それを治療するには「F〇〇9」を
治療すればいいと出たので、
精神治療で治す。

 

そして再び想起法を用いて
いくつか出た症状すべては消失した。

 

そして、最初に行った動きのテストも
ほぼ取れた。

 

あとは構造治療と出たので、メカニカル
リンクとスティルテクニックを合わせ、
脊柱から骨盤すべてを治療すると、
すべての症状はなくなった。

 

最後は三点バランスで全体を評価すると
心臓と出たので、BDFTにより心臓を治す。

 

そして傾聴で頭蓋に問題を見つけ、
BDFTで治す。

 

右から左脳に陥入するストレスのため、
脳によくない影響があり、なおかつ
噛み合わせがあったので、すべて
治して終わった。