ある人が自分の感情、考え方、行動における問題を
変えているとする。

 

又は過去の大きなトラウマを今も引きずって
苦しんでいるとする。

 

それを聞いた相談者、心理療法士、カウンセラーは
何とかしようと色々な手段で前向きに
もっていくことをしようとする。

 

「この問題と向き合いなさい」

「自分はどうしたいですか?」

「解答は私が与えるものではなく、あなたが理解し、
見つけていくことが良いのです」

等々。

 

私は「体」も「精神」「気持ち」「考え方」
全てに対し、ステップバイステップで考えている。

 

つまり、数学に例えると、算数から初めて足し算、
引き算と勉強し、掛け算、割り算と勉強していく。

 

そのプロセスできちんと勉強しないと中学の数学は
ダメであり、中学の数学が全く出来ない子供は
小学校の算数からやり直さねばならない。

 

体についても、心の問題についても、現座そうなって
いる、そういう状態を作っている前の段階の心身の
ダメージから変えていかないと、現在がそうなって
いることに立ち向かえないのだ!

 

それは本人すらも忘れいてることが多い、というより
それがほとんどである。

 

しかし、我々WTSを行う治療者は、チャートに則り、
NMRTにより導き出すことで、アプローチすることが
出来る。

 

過去に立ち向かえず、現在に立ち向かおうというのは
難しいのだ。

 

又、勉強、このWTSを学ぶのも同じことで、いきなり
高等技法をやるなんて無理無理である。

 

きちんと基本を身に付け、理解してというプロセスを
臨床を通して見に付けねば高等技法は行えない。