時として治療のために過去または未来の
時期について何が起きたか、起こるかなどを
見つけ出す必要がある。
例えば、現在その人が48歳であるとしよう。
NMRTで28歳のころの問題と出てきて、
NMRTのチェックリストにより、相手に
対して「このような状態」について聞くとする。
この時、人は質問をした人と同じことを
イメージできるとは限らない。
まるで伝言ゲームのようなことが
起こりうるということである。
だから、常に術者側は、自分の言ったことを
相手が完全には理解していないという可能性を
考えておくべきである。
また、「思い出すこと」「思い出したこと」
「思い出せないこと」には、いろいろと可能性が
あるということを考える。
1つはマスキングということで、気持ちの中で
それを受け入れられないと、それはなかったという
ことになる。
こちらの質問事項の内容を間違って、あるいは
勘違いして受け止めて、思い出せないこともある。
または時期について勘違いしていることもある。
時期の勘違いとは、例えばそれが起きたのが29歳
だったとしても、その発端は28歳ですでに
起こってるということがある。
また、1つのことに対し、複数の事象があり、
本人が思い出したことの近くに対処するべき
ことが存在することもある。
いかなる場合も、NMRTでチェックをして
確認をとれば、真実にたどり着く。
それがいかに奇妙に思えようとも、
それが正解である。
こういったことは、一般の治療手技では
決して見抜けないことであり、我々WTSの
技術が他を圧倒するゆえんである。