当WTS(ワールドセラピーシステム)研究会では
治療のための資料と、治療時の参考資料とがあり、
それらは結構な量があり、それを全会員に
貸与する形をとっている。
ゆえに当会をやめることになった会員からは
すべてを返却してもらうことになる。
これらの資料の作成には膨大なる時間が
かかっており、多くの参考資料をお金をかけて
集め、それを吟味して作られたものであり、
中には何度も構成しなおして出来上がったものもある。
当会をやめて返却してもらうには、それなりの
いくつかの理由があるが、戻ってきた資料を見ると、
その先生が資料をどのように使ってきたかが
よく分かる。
この程度しか、見たり使ったりしていないから
WTSを使えなかったのだということがよく分かる。
「読書百遍義自ずから通ずという言葉があり、
充分に資料に目を通さず、分からない、使えない
と言ってやめた方々は、それだけの努力しか
していないということでしょう。
私の持っているWTS資料は、現に
だいぶくたびれていますから。
手術をするドクターにとり、手術器具は
大切であり、その扱い、管理は大切なこと
と思います。
我々WTSを行うものにとり、これら資料は
医師の使うメスのようなものであると
私は考えます。
このような差は、作り出した人間、そして
それを使う側との差になってほしくはない
と考えています。
手に入れた道具を使いこなすために、
それに愛着を持ち、使い続け、
大切にし、思い入れを持つことは
すべてに通じることではないでしょうか?