昔メカニカル・リンク(オステオパシー手技)の
セミナーを受けたときに、「禁煙」について
講義してくれたのをふと思い出した。

それは、最初に身体を整えて、喫煙したくなると
身体に異常な緊張が出てくるので、それを治すと
喫煙したいという本人の気持ちをコントロール
しやすくなるというものだった(あくまで本人の
意志が大切ということ)。

これを繰り返すことで、喫煙から離れていける
という話だったと思う。

私の頭のどこかにこの話が残っていて、
WTSのテクニックの1つが生まれたのかなと
ふと思った次第である。

何事も一生懸命に勉強してきたということに無駄はないと思う。

今まで多くの治療者が私のところで勉強してきた。

そのときは「難しい」「出来ない」とか思って
諦めてしまった人にも、何らかの形で私から学んだことが
活かされていればいいと思う。

たとえそれを本人が自覚せずともである。

私はメカニカル・リンクを教えてくれたP.ショフールD.O.に対し、
そういう意味で感謝をしている。

何か自分の糧になることを、ある先生から学んだと思っているならば、
そのことに感謝の心を持つことである。

それがなければ、その人の成長はそこでストップしてしまう。

その学んだことにありがたいなという気持ちを
持っている人は、更に進化していくのである。