オステオパシーには、多くのテクニックがあり、
各々独自の検査法であったり、オステオパシーの
検査法がある。
それらの検査と自らの経験により、適切な手技を
用いて治療を行い、再び検査して状態が良くなってるかを
確認して、状態が良くなり改善されていれば治療を終える。
では、果たして本当にこの手順で良いのだろうか?
オステオパスが今までに学んでいる範囲外の原因によって
出てきている疾病や症状があったら、たとえその時の状態が
改善していても、それは治したことになるのであろうか?
確かにひと昔前ならば、原因も今より少なく、
複雑ではなかっただろう。
しかし、現代は昔より複雑な原因を有していて、
しかも将来はもっとひどくなるだろうことが予測できる。
おそらく、今の時点でもオステオパスが容易に治せない
(手技によっては)患者が増えていると思う。
フルフォード先生がそうであったように、そのことに
気付いているオステオパスも増えていることと思う。
そのような状況に対し、私はスリーダイナミクスの
原理にしたがったオステオパシーと、ワールド・セラピー・
システムを開発した。
現在世の中にある治療手技よりも、多くの原因に対処する
テクニックを備えたものである。
それは、インパクションテクニックであり、ニュートラル
バランスであり、圧力バランスであり、アース・バランシング、
フィールド・アジャスト・テクニックである。
そして、もっと広範囲に対処するテクニックを持つのが
ワールドセラピーシステムである。
そのほかにも、歯科耳科アプローチ、三点バランス、
ローカリゼーション等々を開発している。
とても残念なことに、私の身体も脳も当然のごとく
1つしかないので、これらすべてのテクニックに対して、
さらに開発の手を加える時間はないのである。
いまずっと力を入れて臨床で用いているのは
ワールドセラピーシステムとBDFTである。
最近面白いテクニックは個々として開発しており、
「神経ロック」「グループアプローチ」「インナーワーク」
「リンク・テクニック」「液テクニック」などを
より高めねばならぬ課題もある。
またVレイを使った私自身のオリジナルテクニックもあり、
これももっと深めていきたいという希望もあるのだが・・・
また私自身はあまり表に出す気がなく、墓まで持っていこうか
と思っているのは、「ハードポテンシー」と「BAーブレイン
アプローチ」である。
果たして、私の生あるうちに、すべてを完成させることは
できるのであろうか?