最近、木村達雄先生の、
「合気修得への道 新版」が
出ていたのを知って、購入しました。
また「剣豪夜話 (文春文庫) 」も購入しました。
この本に佐川先生との出会い、思い出話があり、
ぜひ読みたかったのです。
しかし、あたらめて「透明な力」を読んでも、
今の若者に本物の技術を追求するのに
命を懸けるくらいの人はいなくなったな。
本物の治療家気質を持つ人は
ごくわずかしかいないだろうと思います。
分かりやすく言えば、
軟弱な人ばかりということです。
これは時代のせいなのか、マッカーサーの
日本人弱化計画が成功しているからなのか
分かりませんが、
今後増々そのような気概を持つ治療者が
減っていくのは目に見えています。
人は易きに流されるとはいえ、
人を救う本物の治療家が育たなくなったのは
大変に残念なことです。
木村先生の本を読んで、
もう少しは頑張ってほしいものです。
治療の学校、鍼灸学校も、人を本当に
治す鍼灸師が作れなくなり、「美容鍼」
などという、本流からそれた、それこそ
創始者が効いたら唖然とするものが
巷に溢れています。
あれは鍼刺激で一時的に血流が良くなり、
筋肉が締まるだけなので、何の効果も
(つまり治す効果が)ないことは
美容鍼を打っている鍼灸師団体が
言っていることで、
きれいになると望みを託す人には
とても残念なこと、お金の無駄と
言わざるを得ません。
そんな技術を磨くより、人を治す
本物の鍼を修得されてはいかがですか?