手技による刺激(鍼、運動療法を含め)、
物理療法による治療はダイレクトに
肉体に向けて変化を起こさせるので、

 

やる側も受ける側も治療を行った、
または受けたという認識を
しやすいものである。

 

ひとつ質問をしよう。

 

ある健康体の人がいる。

 

その人が風邪やなんらかの病気に
なったとしよう。

 

するとその人の身体は、その病気に
関する症状を現してくる。

 

もし治療の専門家が、その人の
身体を色々と検査し、チェックを
したら、健康な時と身体の状態は
まったく同一であろうか?

 

次の質問をしよう。

 

その人に、風邪薬をもんでもらう。

 

Aは一番適切で効果があり、その人に
副作用もあまり出さないもの。

 

Bはまったく適合せず、不適切。

 

もしAを飲んで身体が楽になったとき、
またはBを飲んで体調が悪化した時、
その人の身体に何か違う変化を
起こしただろうか?

 

私は体調に変化を与える刺激を
加えたなら、当然身体の何かに
変化を生じていると考えるが
それは変だと思うか?

 

では違うことを考える。

 

世界的に用いられている
フラワーエッセンスに
「バッチフラワー」という
ものがあります。

 

その効果は確かなため、すたれて
なくなることもなく、現在まで続き、
世界で使われているという訳です。

 

これは医学者であるエドワード・バッチ
先生により見つけられた花の
エネルギーによる治療法で
小瓶に入ったその液を
その人に合うものを選び、
毎日少しづつ飲むというものですね。

 

確かな効果があるということは、
精神的、肉体的な何らかの症状を
持つ人を健康に導いたということになります。

 

このエッセンスは、精神、感情的な面に
働きかけるというものであり、
基本、肉体を変えるのが
主目的ではありません。

 

であるならば、悪かったとき
→何らかの身体の異常がある

 

良くなったとき→それは消え、
その人本来の身体の状態になる
ということでしょう。

 

私がこのブログで何を言っているか、
分かりますか?

 

治療行為というものが、本来の
身体から逸脱したものというならば、
その人にとって適切な薬→刺激を
与えたなら、正常化するということであり、

 

手技が適切であるなら、そのように
なるけれど、その時のその人の
状態が手技を望まなければ、かえって
悪化してしまうということを言っています。

 

では自分の行う手技が、
その人に対して適切か
そうでないかは、

 

どうやってわかるのでしょうか?

 

次回へ続く。