「人はパンのみにて生きるにあらず」
とは聖書の言葉である。
であるはずなのに、ほとんどの治療者が
肉体的にのみ考え、アプローチしている。
素直なのか、自分でよく考えないのか、
疑問に感じないのか、面倒くさいのか、
プロ意識を持たないのか?
人を肉体としてのみ扱っていたなら、
治せるもの、治るものも、治らぬのである。
多くの治療院で行っているものはこれである。
旧態依然の古臭いやり方、私が20代で
勉強実践していたものを未だにやって
いるのである。
私はそれではダメと気付いて、勉強し、
工夫し、努力をしてきたのだ。
治療者は変わらず、しかし、環境や状況は
どんどん変わり、悪化しているというのに、
その現実に気付かず、気付いても時間や
労力が取られたり、お金を失うのを怖がる。
新しいものに取り掛かろうと思う
進歩的な治療者がどれだけいるのだろうか?
テクニックだけ追い求めても駄目である。
信念、コンセプト、哲学、理念等を
構築して身につけねば、いつまでたっても
本物の治療家にはなれない。
しかし、これを身につけるのは、良質な
教え、導き手、環境がなければならないし、
時間もかかる。
本物の良いワインを作るためには
時間がかかるのだ。
私が最近作った動画を見てほしいと思う。
また、私の講義録もぜひとも読んでいただきたい。