私は10代のころより、格闘技の勉強を始めました。それが少林寺拳法や中国拳法の研究、フルコンタクト系、JEET KUNE DOをかじり、柔術、大東流を少々やってきました、その間も気功や仙道、肥田式強健術等の勉強もしてきました。

20代前半に柔術に出合い、活殺を知り、日本の古来の治療の勉強をしながら、マッサージ師、鍼灸師の資格を取り、カイロプラクティックの勉強を始めて、銀座で開業し、15年くらいして、今の学芸大学に移りました。

カイロプラクティックで治療を始めたとき、今も一般的な、はじいて矯正というやり方から、HIO、ディバーシファイド、SOT、CMRT、STO、SOT、クレニオ、ハーモニック等やりましたが、どれも私の満足するものではありませんでした。

その頃オステオパシーと出会い、以来ずっと勉強しており、オステオパシーだけでも25年くらいやっていると思います。

私は自分の性格上、経歴に○○テクニック○○時間、△△テクニック△△時間の勉強を積んできましたとか出すのは好きではありません。

そういうことは各先生の自由ですが、そんなことより、そこで何をつかみ、何ができるようになったかが大事だと思うからです。

当然私は何千時間も多様なオステオパシーやその他の治療の勉強をしてきています。
しかし、何十年も勉強・臨床を積んでも、その結果に満足できませんでした。

これを読んだ先生は、それはまだ十分に治療の深み、真髄に達していないからだと言われるかもしれません。確かにそうなのでしょう。

私の知らないテクニックはまだまだあるでしょうし、それで立派に治しきっている先生もおられることと思います。しかし私はこの数年、色々試行錯誤してきました。

手技の世界から人の体を見たり、治すだけではなく、全く違う方向から違ったアプローチをしたら、違う結果が出てきたり、違うことが分かってくるのではないかと考えました。

今から4年くらい前に、私はシフトという技術が突然できるようになりました。
それは他の人に技術を教えることができるというものではありませんでした。
それから私はそれを封印して、更に違う方面から勉強していき、色々と工夫し勉強して、ついにワールドセラピーシステムに辿り着きました。