これからお伝えすることをよーく考えてください。

痛みが消える=健康になる「ではない」
症状が消える=健康になる「ではない」

健康になる=症状は消えていく
健康である=症状は出ない

世の中の多くの人が、何も症状がないから
自分は健康であると思っている。

治療する側も、
「歪みがない」=「健康」と
思っている人が多い。

だから、ちまたには自力で歪みを取る
とかの本や雑誌記事が溢れている。

歪みが、とりあえずなくなれば、
自身の身体は正常で健康になった
というのはあてはまらないということは、
よく考えてみれば分かることである。

つまり見てくれが良くなれば、
身体は正常に機能してくれるという考え方は、
まったく間違っているということが
分かっていない。

例えば、その人の左脚に問題があり、
それはそちらの脚に負担をかけまいとする
身体の防御反応、代償、または補正だとしたら

身体を無理にまっすぐにして、
左脚に体重がかかるようにすると、

守られていた処に異常が出てくるということが
考えられ、みてくれの歪みを正すことが、
正しいことをしているという訳では全くないのだ。

それは身体を健康にしているとは言わない。

少なくとも我々プロは、そのような
過ちをしてはいけない。