これから少しづつ、オステオパシーをこれから学びたい人、
または今学んでいる人に対して助けになることを
許せる範囲で伝えるつもりなので、
オステオパシーについて知りたい一般の人にも
読んでいただきたいと思う。
私が7月に行う予定のセミナーにて公開する予定である
「動態観察法」にも大変関係があるので、興味ある人は、
今回からのブログに注目してほしい。
私はカイロプラクティックから始めてオステオパシーを勉強していた。
それゆえ、2つのテクニックの相違を理解してもいる。
カイロプラクティックは、特に左右の脚の長さの差を重要視している。
次に動きの有無であり、特に動きのないところを重要視している。
オステオパシーも左右の脚長差を見るが、特に重要視はしていない。
それより機能性や動きを重要視している。
私の考えでは、形状や症状よりも、動きを重要視している。
例えば「右脚が痛む」「右脚または右膝が痛む」とする。
立位、または歩いてもらう。
もし右側重心ならば、つまり身体を右に傾けているなら、
考えられることは2つある。
1つは右側よりも大きな問題を左側に持っていて、
それをかばうために(痛みを作ってしまった)右側に体重をかけている。
2つめは、右側が身体を支えきれずバランスを崩してしまったか?
可能性は1つ目が高い。
しかし、右側に症状が出ていて、左側に身体を傾けていたら意味は違う。
これは明らかに右側をかばって左側に体重を
かけていると考えられる。
ただこれは一面的な見方であり、実際はもう少し複雑である、
それを少しづつ明確にするための技術がある。
一例をあげるならば、立位の時の身体の傾きと重心側と、
坐位での身体の傾きと重心側が同じか違うかである。
これらを統合し、今その人の身体に起きていること、
そして何が原因なのかを見つけていくことが、
真にその人の身体を観るということにつながる。
それらの技術はオステオパシー的技術を持つこと、
姿勢を見るということではカイロプラクティックでも行うけど、
身体を平面的に解釈して理解するという傾向があり、
カイロプラクターはもっとオステオパシーから
学ぶべきことが多々あると思う。
これからも少しづつ、オステオパシーの真髄について
簡単なことから話をしていく予定である。